保護者の両方または片方が外国人のお子さんや、外国で育った お子さんの、発達をうながすための相談や指導をおこなっています。
外国につながる子どもの支援
外国につながる子どもの保育・教育には、特有の難しさがあります。
「この子の課題は、ことばですか?それとも発達ですか?」
外国につながる子どもを教える先生から、よく聞かれる疑問です。
日本語で上手におしゃべりできるのに、勉強は苦手。
みんなと同じように教えても、なかなか理解が進まない…
もしかすると、日本語ではなく、発達特性に原因があるのでは?
外国につながる子どもを、どう受け止めて、教えていけば良いのか?
先生方のそんな悩みに応えるため、HATI JAPANは活動しています。
包括的な子ども理解に向けて。
子どもの発達を理解するとき、“ことば”と“発達特性”を簡単に分けることはできません。
なぜなら、“ことば”は発達の過程で獲得されるものであり、発達の基礎にもなるからです。
HATI JAPAN は、“ことば”と“発達”を切り分けることなく、包括的に子どもを理解することを大切にします。
子どもたちひとりひとりを、この世に唯一のかけがえのない存在として。また、主体的な存在として。
発達的にも言語的・文化的にも多様な存在として理解し、発達支援を行っていきます。
がんばる先生と園・学校の支援
これからの保育と教育
急速な社会構造の変化。先の読めない不確実な未来。
「あらかじめ与えられた正解」のない時代を、どう生き抜いていくか?
これからの世界を生きる子どもに必要なのは、画一的な大人主導型の教育ではありません。
国の指針でも「子ども主体の保育」「主体的・対話的で深い学び」が明確に打ち出されました。
保育・教育の現場は変化を迫られています。
多様化する子ども像
急激な社会変化のなかで子どもの姿も多様になり、「子どもってこんなもの」というモノサシでは立ち行かなくなってきました。
それぞれの現場で子どもに向き合う先生方は、大きな喜びと共に、たくさんの悩み・心配事をお持ちでしょう。
多様な言語的・文化的背景。多様な発達特性。
HATI JAPANに所属する公認心理師・臨床心理士・言語聴覚士ら子どもの発達の専門家は、先生方を支え、先生方と共に考えていきたいと願っています。
インクルーシブな社会に向けて
より柔軟で可能性に富むコミュニティへ
急速に変化する今の社会。インターネットでつながるヴァーチャルな世界でも、現実の地域社会でも、実にさまざまな人々が集い、情報が満ち溢れています。
文化・言語の違い。年代・性別・発達特性の違い。価値観・経験の違い…
これからの地域社会は、一人一人の人権を尊重しながら、多様な生き方・個性・価値観を受け入れる、柔軟で可能性に富むコミュニティでなければなりません。
「対話」と「協力」を大切に
さまざまな文化・言語、価値観を背景とする人々が、互いを大切にしながら、共に暮らしていくためには、何が必要でしょう?
それは「対話」と「協力」であると、HATI JAPAN は考えます。
人はそれぞれ、みんな違う、独自の存在です。
でも、話し合うことができる。仲良くすることもできる。
インクルーシブな社会の実現に向けて、私たちは活動を行っています。